アパレルはおしゃれに興味を持つ方なら憧れを抱いたことがある業界の1つではないでしょうか。
「華やかなイメージで興味があるけど、実際に仕事をするにはどんな能力が必要なの?」そんな疑問を持っている方に、今回はアパレル業界で生き抜くための武器になるおすすめの資格5選をご紹介します。
そんな様々な職種に分かれるアパレル業界ですが、実はこの業界に入るために絶対に必要な資格は存在しません。
アパレル業界に入るために何か勉強しなくてはと意気込んでいる方には拍子抜けかもしれませんが、資格などの自身の能力を証明できる武器がなくてもアパレル業界に飛び込むことは十分に可能です。
自分が何より行動派だと思う方はまずはアパレル店員として働いてみてもいいかもしれません。この業界は資格だけではなく学歴で判断されることも少ないので「ファッションが好き」という強い気持ちがあれば挑戦できることも魅力の1つです。
業界に飛び込んでみれば、接客の仕方やマナー、商品の知識などを働きながら身に付けていくことができます。
アパレル業界では、上にご紹介したように特別に必要な資格は存在しません。
しかし、これからご紹介する資格を身に付けることで他者との差別化を図ることができ、自身の希望により近い職種や働き方を実現しやすくなる可能性が高まります。取得している資格によって優遇されることは多いので、競争率の高いところを目指す方は特に資格が必要になってきます。
もちろん、資格を取得するということは就職や転職に役立つだけでなく、自身のスキルアップにもつながるのでそれ以外の方も是非挑戦してみてください。挑戦する際にまず必要な事は、アパレル業界の中でどんな風に活躍したいのかという具体的なイメージを持つことです。
アパレル店員なのかデザイナーなのかバイヤーなのか自分の希望を考えた後に、その職種に合った資格取得を目指すことが目標の実現への近道です。
販売士検定は小売・流通業界において唯一の公的資格で1~3級までの級が設けられており、レベルとしては3級の難易度が最も易しく、1級が最も難しくなっています。
1・2級を取得すれば、マーケティングの専門知識が身に付くので、一販売員としてだけではなく店長やエリアマネージャーなどキャリアアップしたい方におすすめです。また、3級でも、マーケティングや小売・流通業に必要な基礎知識は十分身に付けることができるので、アパレル店員を目指す方はまずは3級から挑戦して、販売の力を養ってみてはいかがでしょうか?
そして、この資格はアパレル業界だけではなく小売・流通業界全体で通用するものなので、将来の選択肢の幅を広げられることも魅力の1つです。
パーソナルカラー検定とは一般社団法人日本カラーコーディネーター協会が実施している検定です。級は1~3級まで設けられており、難易度は3級が最も易しく、1級が最も難しくなっています。パーソナルカラーとは眼や肌、髪の色などのそれぞれが持つ色素の傾向によって異なるものです。そうしたそれぞれの色素傾向にマッチした「似合う色」がパーソナルカラーです。
まず、3級取得レベルでは自身の似合う色を見極めることができるようになります。例えば、「カリスマ店員」を目指す人はパーソナルカラーにあったコーディネートで自身の魅力を最大限に引き出して、オーラを放てるようになるかもしれません。
そして、2級・1級とより上位の級を取得すれば自分自身だけでなく、他人のパーソナルカラーをアドバイスできるスキルも身に付き、お客様に合ったコーディネートの提案など接客にも活かすことができます。スタイリストを目指す方もスキル向上のために、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
色彩検定は文科省後援で実施されている公的資格で、受験者が累計140万人を超える比較的認知度の高い資格です。級は1~3級まで設けられており、難易度は3級が最も易しく、1級が最も難しくなっています。
色に関する幅広い知識を身に付けることができるので、センスを磨きたい方にはもってこいの資格となっています。「アパレル業界に興味はあるけど、センスに自信がない」という方は、色の知識を身に付けてまず自信をつけてみましょう。
また、3級の合格率は70%を超えるので、挑戦しやすい資格といえるのもおすすめする理由の1つです。学生の受験者も多いので、将来アパレル業界で働くことを少しでも考えている学生さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただ、就職の際など他者との差別化を図りたい方は合格率が35%程度の1級まで目指してみると良いかもしれません。1級はプロフェッショナル向けとなっているのでアパレル業界で生き抜く大きな武器になるはずです。デザイナーやコーディネーターなどを目指している方に特におすすめです。
ファッションビジネス能力検定は一般財団法人日本ファッション教育振興協会が行っている検定試験です。級は1~3級まで設けられています。
試験内容はファッションビジネス知識とファッション造形知識の大きく2つに分かれています。基本的には公式テキストを基に出題されますが、トレンドも出題範囲に含まれているので、その問題の対策は自分で別途行う必要があります。レベルとしては、最も易しい3級でもファッションビジネスに関する専門基礎教育を1年程度学んで得られる知識と技術が求められます。2級までは比較的合格しやすいようですが、1級は更に難関なので、取得できればかなりの強みになるはずです。
アパレル業界に熱量を持って取り組む意思が固まっている方は是非挑戦してみてください。特に、アパレル店の店長などを目指す方は必要になる知識です。
テキスタイルアドバイザーとは一般社団法人日本衣料管理協会が行っている試験で、企画から接客に至るまでのアパレル業界のプロの証明になる資格です。1級と2級があり、難易度はそれほど高くありませんが、受験資格を得るためには指定された4年生大学で必要単位を取らなければいけません。
大学で学ぶ分野は5つあり、
1.材料・品質
2.加工・整理
3.企画・造形
4.流通・消費・消費者問題
5.衣環境
を学びます。
受験資格に条件を設けているので、この資格を持っておくと就活のときなどに、強くアピールできます。この資格も専門性が高いものなので、アパレル業界への強い想いがある方は是非、挑戦してみてください。
TOEICはご存知の方も多いと思いますが、英語のコミュニケーション能力を証明する資格として最も有名な資格です。最近は、外国人のお客様が増えたり、海外進出するアパレルブランドがあったりと、この業界でも英語力が求められています。TOEICのスコアを持っておくことで、新しいチャンスを掴めるかもしれません。
簿記検定は1~4級まであり、ビジネスを行う上で必要になるお金の流れを身に付けることができます。ビジネスに役立つとされる2級レベルを取得しておくと、この業界に限らず役立つこと間違いなしです。
最後に、MOS(マイクロ・オフィス・スペシャリスト)というパソコンの資格をご紹介します。MOSはWordやExcel、PowerPointなどの使い方を身に付けることのできる資格です。
「それぐらいなら、資格取らなくても使えるよ!」という方も多いと思いますが、自己流の使い方をするよりもこの資格で様々な機能を学び、身に付けると仕事の効率が格段に上がります。MOSも幅広く役立つ資格なので、是非、挑戦してみてください。
華やかに思われることの多いアパレル業界ですが、目まぐるしく変化していくトレンドに敏感に対応し生き抜いていくには、資格で得られる専門知識があなたの身を助けるはずです。皆さんの希望する職種に合った資格を選び、ぜひ挑戦してみてください。
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