ビーズアクセサリー作りは、いろいろな技法を使ってバリエーション豊かに楽しむことができます。繊細でかわいらしい作品や、豪華さで目を奪われる作品作りができるのがビーズステッチです。
ビーズステッチには、初心者が簡単にできるものから、プロにしかできないような素晴らしいビーズアクセサリーまであります。
そんなビーズステッチの基本とは何なのかを詳しくご紹介しましょう。
ビーズステッチは、織り機を使わず手で作業をしていく手芸の一種です。針と糸を使ってビーズを編上げていきます。ビーズステッチには、さまざまな種類の技法があり、作るビーズアクセサリーに合わせて選んでいきます。
ビーズステッチの道具と言えば、針と糸さえ揃えれば容易に始めることができる手芸です。素敵なデザインに合う好みのビーズを用意すればいいだけなので、すぐにでも始めることができます。
ビーズステッチの技法によって、さまざまな形のバリエーションが楽しめます。はじめのうちは基本的な形から始めて、徐々に応用テクニックを学んでいきましょう。
・立体的なもの
簡単に作れるペヨーテステッチですが、筒状に編み上げたりゴムを囲んだりとすることで、立体的なビーズアクセサリーに仕上げることができます。
・シート状のもの
シート状のビーズステッチには、ペヨーテステッチなどが適しています。規則正しく揃ったビーズの並びはとても美しく仕上がります。
・ビーズの種類やカラーを組み合わせる
ビーズの種類やカラーはとても豊富なので、それらをうまく組み合わせることによって、さまざまなビーズアクセサリー作りが楽しめます。
・ビーズステッチの技法を変えたり、組み合わせる
ビーズステッチの技法を工夫して変えたり、組み合わせたりすることによって、平面でしか表現できなかったものを立体的に仕上げることができます。また、シンプルなものがゴージャスな仕上がりになったりと、より変化にとんだ作品を作ることができます。
ビーズには、さまざまな種類やカラーがありますが、基本的にビーズステッチに向くのは並べてきれいに揃うデリカビーズがいいと言えるでしょう。
・デリカビーズが基本
デリカビーズは、きれいに隙間なく並び、仕上がりが平面になるのでとても綺麗に仕上げることができます。ビーズステッチに向いているのは、デリカビーズだと言えるでしょう。
・ビーズステッチ専用ビーズも開発されている
デリカビーズは、ビーズステッチに適したビーズで、丸小ビーズなどと比べるとビーズ穴が比較的大きく何度も糸を通すのに適した大きさになっています。
ビーズステッチに使う糸は、ビーズ穴を何度も通らなければいけないので作業がしやすく丈夫でなければいけません。
・ナイロン製が適している
ビーズステッチに使う糸は、何度もビーズ穴を通るのでしなやかで柔らかいものが適しています。また細い糸でないとビーズ穴を何度も通ることができないでしょう。また、ビーズステッチに使う糸は、ほつれにくいタイプの物でなければいけません。もし、作業中にほつれたり切れたりしてしまうと、やり直しと言うことになります。
・ビーズステッチ専用糸もある
ビーズステッチに適したビーズステッチ専用糸もあります。使いやすさを考えれば、専用の糸の方がスムーズに作業がはかどりきれいに仕上げることができます。
・ビーズの色と似た色の糸を使うと糸端が目立たず綺麗
ビーズの色と似た色の糸を使うと、基本的に糸端が目立たず綺麗です。
また、少し変化を付けたいときなどは、あえて違う色の糸を選ぶのもいいでしょう。
ビーズステッチに使う針にも専用の物があります。より使いやすく工夫された針なので、できれば専用の物をおすすめします。
・ビーズステッチ専用針がある
ビーズステッチ専用針には、「John James」などがあり、細かいビーズステッチの作業がしやすいように工夫されたものです。
・縫い針や刺繍針:小さなビーズの穴に通らないことがある
ビーズステッチ専用針でない一般的な縫い針や刺繍針の場合、ビーズ穴によっては針が穴を通らないことがあります。
・専用針は細いので折れやすいため数本用意しておく
専用針はかなり細い針なので、使い方によっては折れてしまうこともあります。数本用意しておくと作業が中断せず、交換だけで済むのでいいでしょう。
ビーズステッチの中で一番基本となる編み方が、ペヨーテステッチです。まるでレンガを並べたように互い違いにビーズを並べていきます。ブレスレットなどの平編みやアムレットパースなどの輪にした編み方に適しています。
レンガを積み上げたような模様で、ペヨーテステッチと似ていますが、ペヨーテステッチとはビーズの向きが違います。
また、ペヨーテステッチはビーズを拾いますが、ブリックステッチは糸を拾う編み方です。両端の目数の増減が簡単にできるので、自由に形を作れ、立体や造形もできる編み方です。
ビーズ2個がVの形に並ぶ模様で、ビーズの並び自体がとても美しい編み方です。ヘリンボーンは、英語でHerrinboneと書き、ニシンの骨と言うのが直訳になります。
スパイラルロープは、名前の通り螺旋状(スパイラル)に並ぶ模様で芯となるビーズの周りに外側から螺旋状にビーズを巻き付けていく編み方です。
かなり立体的に編み上げることができ、使用するビーズや通し方で、ビーズアクセサリーのイメージが全く変わってきます。
デリカビーズ織りのように、方眼のように規則正しく上下に並んだビーズ模様がスクエアステッチです。1粒ごとに下段のビーズを拾い編みするので、硬くしっかり仕上がるのが、ビーズ織りと異なる点でしょう。
古典的なステッチで、ネット上に編んでいきます。間隔の開く模様になるので、見た目も付け心地も軽く、やわらかな風合いです。一般的には、パールやシードビーズで作る飾り襟などに使われます。
ブレスレットやブローチなどのビーズアクセサリーにも、とても適した編み方と言えるでしょう。
ビーズステッチは、好みのビーズと針と糸があればできるとてもシンプルな手芸の一種です。ビーズステッチの細かい作業に適した専用の物を使えば、よりスムーズに作業を進めることができます。
ビーズステッチの技法はさまざまですが、基本的な技法からマスターしていくと作品を作った達成感を味わうことができます。
また、ビーズアクセサリー作りは、とても幅広く奥が深いものです。日々積み重ねることでより素晴らしい作品が作れるようになってきます。
豊かな日常の楽しみ方に、ビーズアクセサリー作りを加えてみてはいかがでしょうか。
ビーズアクセサリー作りを楽しむためのビーズステッチの基本とは?
ビーズアクセサリー作りは、いろいろな技法を使ってバリエーション豊かに楽しむことができます。繊細でかわいらしい作品や、豪華さで目を奪われる作品作りができるのがビーズステッチです。
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