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ビーズアクセサリー作りをはじめようと思ったら、必ず必要なものがあります。その中には、テグスも含まれるでしょう。テグスと言うのは、ビーズを繋ぐ糸のようなものです。

テグスには、さまざまな種類があるので、触ってみると柔らかいものからしっかりとしていて硬いものまであります。テグスが必要と言われても、どの種類のどのサイズがいいのかわかりづらいです。

今回は、そんなテグスについて詳しくご紹介しましょう。

ビーズアクセサリー作りに欠かせないテグスとは?

ビーズアクセサリー作りには、糸や紐のようにビーズを通すテグスというものを使います。
テグスにビーズを通し終えたら、最後の処理に結ぶなどして留めますが、滑りやすいのでほどけないようにしっかりと結ばなければいけません。

テグスナイロンなど合成繊維で出来たコード・ひも

ビーズアクセサリーで使うテグスは、テグスナイロンなど合成繊維でできていてコードやひものようなものです。テグスはどれも細長い糸のような形をしていますが、種類やカラー、強度などに違いがあります。

使い方

テグスは、ビーズやバーツを繋げてビーズアクセサリーを作ります。テグスの使い方は、ただ簡単に通して繋げていくこともでますし、編んで形を作っていくやり方もあります。

・パーツを通す(ブレスレットやネックレスなど)

簡単にビーズやパーツを通していくやり方で、ブレスレットやネックレスなどを作ることもできます。

・ビーズを編む(チャームや装飾品など)

少し技術が必要ですが、ビーズを編むようにして仕上げていくやり方があります。デザインによっては作業時間がかかりますが、チャームや装飾品などがこれにあたります

テグスの種類

テグスの種類は、さまざまで素材やカラー、サイズなどに違いがあります。作るビーズアクセサリーによって、どのテグスが適しているのかを見てみましょう。

デザインや強度、ビーズの穴の大きさなどに合わせて使い分ける

テグスの種類によって強度が違うので、作りたいデザインに適しているかどうか?ということがあります。それはテグスの強度にも関係してきます。

また、ビーズの穴の大きさなどに合わせて使い分けるときれいな仕上がりになるでしょう。

素材

・ナイロン

ナイロン製のテグスは、一般的にビーズアクセサリー作りでよく使うものになります。程よい伸びとクセが付きやすいので強く結べて強度があるのが特徴です。

比較的し柔らかいテグスなので、フィット感のあるしなやかな作品に向いていると言えるでしょう。価格も安価でどこででも手に入れやすいです。しかし、巻きクセがつきやすく、水に濡れるなどすると強度が下がり、紫外線による劣化もしやすいです。また、傷がつきやすいので一度傷がつくと強度が大きく下がります。

・フロロカーボン

ナイロン製のテグスの欠点とも言える、水や紫外線での劣化をなくした画期的なテグスです。正式名をポリフッ化ビニリデンと言い、フッ素と炭素の化合物でフッ素系樹脂になります。手芸のテグス以外には、弦楽器の弦や手術用の縫合糸などに使われています。ナイロンと同じくらいの強度があります。水を吸収せず、伸びが少ないので、水場ではナイロンより強度が高いです。ナイロンより多少高額で、摩擦に弱く滑りやすい特徴があります。クセがつきやすく一度つくと元に戻せないので注意が必要です。結び目の強さはナイロンより弱いです。

・ポリエステル

ホンテロンとも呼ばれ、原料が石油のプラスチックのポロエステルです。ポリエステルは、フロロカーボンよりも硬く張りのあるテグスです。伸びがなく摩擦に強く、水を吸収せず紫外線での劣化もありません。クセがつきにくいのでビーズを通しやすいです。値段が比較的高めです。伸びがほとんどなく張りが強いため、しなやかな作品作りに不向きですが、逆に強度が欲しい作品に向いているでしょう。

カラー

テグスのカラーは、無色透明と色付きに分かれます。

また、色染めには、原着染めと後染めがあり、原着染めは色持ちが長いですが種類が少なめです。後染めは、色の種類が豊富です。

・透明

一般的にテグスと言えば、透明無色の物を使いビーズなどのカラーに影響しないようにしています。

・色付き

あえて色付きを使う場合は、その色をアクセントとして、全体のカラーの一部と考えてデザインします。個性的なビーズアクセサリー作りに適しているでしょう。

サイズ

・号数が大きいほど太い

テグスのサイズは、号数が大きいほど太くなります。幅広いサイズがありますが、一般的にビーズの作品作りに使われる号数は、2~3号になります。

・1号~8号

1号・・・0.17㎜
2号・・・0.23㎜
3号・・・0.29㎜
4号・・・0.33㎜
6号・・・0.40㎜
8号・・・0.47㎜

伸びるテグス

ゴム製で伸びるテグスは、さまざまな名称で呼ばれています。大きく分けて、繊維状と透明のゴム状の2種類があります。

・繊維状

繊維状の物は、オペロンやスーパーアンタロンと呼ばれ、ポリウレタンの細い繊維状のゴムを束ねて1本の太いゴムにしたものです。2~4重にして強度を高めることもできます。摩擦や劣化による切れは、細い繊維が少しずつ切れていくので、完全に切れてしまう前に修理ができます。カラーバリエーションが多少あるので楽しむことができます。しかし、透明色がないので、透明感を重視したい人には向かないでしょう。

・透明のゴム状

透明のゴム状の物は、アンタロンやモビロンと呼ばれ、1本のポリウレタン製のゴムです。一般的な太さは、約0.4~1.0㎜です。透明なゴムのため、透明感を出したい作品に向いています。また、さまざまなカラーバリエーションも楽しめます。1本のポリウレタン製のゴムなので、切れたときはビーズやパーツがはじけ飛んでしまいます。通し穴のフチの部分でゴムが削れて切れてしまうことがあります。

専用テグス

デリカビーズ織り専用などがあります。デリカビーズ織りの場合は、専用のテグスでないといけません。他のビーズとは違い専用の織り機や針を使います。

テグスの結び方

テグスの結び方には、本結び、テグス結び、二重結びなどがあり、ビーズアクセサリー作りに適した結び方をするのがいいでしょう。

本結び

左のテグスを右のテグスの上に重ね、左のテグスを右のテグスに1回巻きつけます。左右のテグスを引っ張り、右のテグスを左のテグスの上に重ね、左のテグスに1回巻きつけ引っ張ります。

テグス結び

2本のテグスの先端を長めに揃え、お互いにお互いを絡めて止め結びをします。左右のテグスを引っ張れば完成です。

二重結び

結び方はテグス結びと同じで、テグス結びが一重なのに対して、二重結びは二重に巻く結び方です。

テグスの終わりの処理方法とコツ

テグスの終わりはとても大切で、きれいな仕上がりになるように丁寧な処理をしましょう。処理方法の仕方にはいくつかあり、ビーズアクセサリーの作品にあった処理をするといいでしょう。
また、回数を重ねてコツを身に付けていきましょう。

処理方法

テグスの終わりの処理方法には、結ぶ、ボールチップ、つぶし玉などの方法があります。どの方法で処理をするかは、作るビーズアクセサリーなどで決めるといいでしょう。

・結ぶ

一番簡単なのが結んで処理をする方法です。結び方にもいろいろありますので、ほどけなくて見栄えのいいものにするといいでしょう。

・ボールチップ

つぶし玉だけで処理をすることも可能ですが、見栄えを重視したいネックレスなどの場合にボールチップを使うことがあります。ボールチップを閉じても丸い通し穴があるので別のパーツをさらに繋げるときにいいでしょう。

・つぶし玉

つぶし玉は、テグスの端に付けて平やっとこで、ギューッと挟んでつぶします。程よい力加減でしっかりとつぶしましょう。つぶしたつぶし玉の上からつぶし玉カバーをかぶせると、豪華で見栄えもいいのでおすすめです。

コツ

テグスの終わりの処理方法をするときにいくつかのコツがあるので習得しておきましょう。ビーズアクセサリー作りには、デザインやカラーなどの他に、丈夫で見栄えのいいことも大切だと言えるでしょう。

・2重通しが理想的

ビーズアクセサリーを身に付けていると、摩擦や劣化などによって切れてしまうことがあります。そんな時でも、テグスを2重にしておくと強度が増すので安心です。

・仕上がりに影響しない位置で結ぶ

テグスの終わりの処理は、ビーズアクセサリーに影響しないようにあまり目立たない位置で止めるのが原則です。

<メインの飾り、留め具から離れた位置>

メインの飾りや留め具から離れた位置でテグスの処理をすることで、人の視野から外れやすく、つけはずしのときの邪魔にもなりません。

<作品の端っこ・裏面>

作品の端っこや裏面で、テグスの処理をしておけば人の目につかず、きれいなビーズアクセサリーだけに目がいくでしょう。

<皮膚に当たらないところ(結び目が大きいとこすれる)>

ビーズアクセサリーを付けたときに、テグスの結び目などが皮膚に当たらないようにしておかなければいけません。肌にあたって擦れるなどすると人は不快に感じます。せっかくのビーズアクセサリーも付けたくなくなってしまいます。

・余ったテグスの編み進み・編み戻り

テグスの処理のときに、余ったテグスの編み進みや編み戻りをしておくのがいいでしょう。ビーズアクセサリーは、使っているうちにビーズの位置が多少移動してしまいます。きっちりと処理をしたつもりでもテグスの先端が飛び出してしまうことがあります。そうならないためにもテグスの先端は、少し余裕を持って先に進めるか戻すこの処理をしておきましょう。

<環状のアクセは編み進み>

テグスの処理で、環状のビーズアクセサリーの場合は編み進める方がいいでしょう。テグスの硬さなどによっては、編み戻ることで亀裂が入りやすかったり、環状のカーブが妙に歪んだりすることも考えられます。

<帯状・金具のあるものは編み戻り>

テグスの処理で、帯状や金具のあるものは編み戻りの方法をとるのがいいでしょう。編み戻ることで、テグスが抜けにくくなりしっかりと強度のあるビーズアクセサリーに仕上がります。

テグスの代用品

テグスの代用品には、ナイロンコートワイヤーやアーティスティックワイヤーなどがあり、ビーズアクセサリーとしての見せ方が少し違います。

ナイロンコートワイヤー

ナイロンコートワイヤーは、とても丈夫でハリがあるワイヤーです。いろいろなカラーがあり、ワイヤー自体を見せるためのビーズアクセサリーとして使います。

しかし、天然石や角が鋭角なビーズだとワイヤーが切れる可能性があるので注意しましょう。

アーティスティックワイヤー

アーティスティックワイヤーは、半永久的に変色褪色しないカラーの銅線のワイヤーです。

銅線芯に色付けをしてエナメル加工の上に無色のクリアコーティングをしているので、引っ掻き、折る、曲げるなどの作業に強く最高級のワイヤーだと言われています。

まとめ無色透明だけじゃない?ビーズアクセサリーに使用するテグスについて

ビーズアクセサリーを作るときにテグスが必要になります。テグスは、ビーズやパーツなどを通して使いますが、種類やカラーが豊富にあります。それぞれに特徴があるので、アクセサリーによって使い分けましょう。

また、ワイヤーの終わりには、きちんと処理をして見栄えやつけ心地のいいものに仕上げましょう。ワイヤーの結び方にもいくつかあるので外れないようにしっかりと結びましょう。

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