インテリアに関わる仕事がしたいと思うと、インテリアデザイナーやインテリアコーディネーターといった仕事が思い浮かぶのではないでしょうか。今回は、インテリアデザイナーに注目してみたいと思います。
インテリアデザイナーになるには、どのような学校で勉強をしたらよいのか、また特別な資格は必要なのでしょうか。インテリアデザイナーとして活躍している人は、どのような会社で働いているのでしょうか。インテリアデザイナーについて、詳しくご説明します。
インテリアデザイナーになるには、デザイン系の専門学校や美術大学、大学に通って専門知識を学びます。デザイン系の専門学校であれば、インテリアデザイン科やインテリアデザインコース等が設けられています。住空間の内装設計スキル、住空間のコーディネート、店舗などの商空間の設計スキルを学ぶことができるようになっています。
美術大学にもデザイン学部やインテリアデザイン学科などがありますが、美術大学に入学するには、学科試験以外にもデッサンや平面構成、立体構成などの実技試験を通過する必要があります。合格は狭き門になっています。
そのため、実技試験に自信が無い人は、建築科で学ぶという選択肢もあります。普通の大学でも環境デザイン学科、生活デザイン学科などがあるので、専門知識を学ぶことができます。
一度社会に出て働いた経験がある人でも、インテリアデザイナーに転職したいと思ったら、学べる方法があります。専門学校に通う方法です。フルタイムで仕事をしていると通うのが難しいのではないかと思う人もいるかと思いますが、週1回から学べるところや、夜間や休日に通える学校があるので、選択肢は広がっています。
初心者から学ぶことができ、就職や転職まで手厚くサポートしてくれるところもあります。インテリア関連の資格を持っていても、いかしきれていない人もいると思いますので、そういう人でも再度学びなおすことができます。
意外に思われるかもしれませんが、インテリアデザイナーになるには特別な資格はありません。そのため、誰にでも年齢に関係なくなれる仕事だといえます。
誰にでもなれる仕事とはいえ、インテリアデザイナーに求められるのは、空間をクリエイティブにデザインすることです。そのためには、色彩感覚やバランス感覚は必要になってきますし、建築の構造や材料などの豊富な知識も必要です。
インテリアデザイナーになるには特別な資格は必要ありませんが、民間の資格はいくつかあります。「インテリアデザイナー」、「インテリアコーディネーター」、「インテリアプランナー」などです。
「インテリアデザイナー」は、日本デザインプランナー協会が認定している資格です。インテリアデザイナーになりたい人や、すでにインテリアや建築関連の会社で働いている人が受験することができます。資格を取得したら、カルチャースクールや自宅で講師として活躍する道も開けています。
「インテリアコーディネーター」は、インテリア産業協会が認定している資格です。インテリアに関する幅広い知識を勉強するので、資格取得後は、インテリアメーカーや工務店や販売店などでインテリアのアドバイスをする時にいかせる資格になっています。
「インテリアプランナー」は、建築技術教育普及センターが認定している資格です。インテリアプランナーの80%は建築士です。建築士がインテリアプランナーの資格を取得することで、仕事の幅が広がります。建築士でなくても資格取得はできますが、その場合は建築士と一緒に空間をデザインしていく時に役立つ資格になります。
資格の中には、在宅で受験することもできる資格がありますので、働きながらでも資格を取得することが可能になっています。資格試験に向けて勉強することで知識が得られますし、資格を持っていることで就職や転職にプラスになります。
インテリア業界では、民間の資格から国家資格までさまざまな資格があります。国家資格で有名なのは「建築士」です。
建築士の資格は、一般住宅やオフィス等で建築物の企画や設計、工事監理を行う際に必要になってきます。一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類があり、それぞれ扱える建築物が異なってきます。建築士の資格があれば、インテリアデザイナーとして活躍する時に仕事の幅が広がるので、有利な資格といえるのです。
設計事務所は、建築物の設計や工事監理を行う事務所です。設計事務所でのインテリアデザイナーの仕事は、住宅を購入したクライアントの住居空間を設計することが主な仕事です。
住宅の設計段階からクライアントとの打ち合わせに参加して、カラーや建具、内装設備などを決めていきます。住宅を作る最初の段階から完成するまで一連の流れに関わります。設計事務所で働くのであれば、将来的にキャリアアップするために、建築士の資格取得を目指しておくとよいでしょう。
インテリア用品メーカーは、家具などを取り扱っている会社のことです。インテリア用品メーカーでのインテリアデザイナーの仕事は、クライアントの住空間のコーディネートやリフォームなどのアドバイスを行うことです。
クライアントは、一般家庭の方や、商業施設担当者、教育施設担当者、医療施設担当者などさまざまです。クライアントと打合せをし、要望や予算に合った設計と見積もりをします。プランを立てたら提案をして、実際に施行するときには施工管理を行いアフターサービスまで担当するので、最初から最後まで一連の流れを担当します。
インテリアデザイン事務所は、一般住宅や飲食店、美容院、ホテル、店舗、オフィスなどの空間のインテリアをデザインする会社のことです。インテリアデザイン事務所のインテリアデザイナーの仕事は、クライアントから要望や予算を聞き、プランニングを行います。
クライアントへスケッチや模型などを使って提案することもあります。実際の施工管理も担当するので、最初の打合せから完成までの流れをすべて担当する仕事です。
インテリアデザイナーになった人は、専門学校や美大、大学で専門知識を学んだ人が多いです。社会人になってからでも、インテリアの知識を学ぶことで、インテリアデザイナーに転職することはできます。
インテリアデザイナーになるには、特別な資格は必要ありません。インテリア業界には民間資格や国家資格などさまざまな資格があるので、資格を取得して仕事の幅を広げるとよいです。
インテリアデザイナーの就職先は、設計事務所、インテリア用品メーカー、インテリアデザイン事務所などです。クライアントとの打ち合わせに最初の段階から入り、完成する、アフターケアーすることまでが仕事です。最初から最後まで関わることができる、達成感のある仕事です。
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