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部屋づくりの中で、インテリアの配置に苦手意識を持つ人は多いと思います。好きなインテリアを何も考えずに配置してしまうと、オシャレやスッキリとした部屋からは、程遠くなってしまいます。

インテリアには基本配置があり、基本を頭に入れて部屋づくりをする必要があります。インテリアの基本配置をよく理解した上で、部屋を広くみせたい、リラックスできる部屋にしたい、生活感の無いオシャレな部屋にしたいといった要望があると思います。これらの空間を作る秘訣をご紹介します。

インテリアの基本配置

インテリアの基本配置とは、どのようなことなのでしょうか。

スムーズに動けるように動線を考える

動線とは、人が移動する軌跡のことをいいます。家の中では、入口からリビングに入り、ソファーの前を通ってベランダに出るといったような動きをしますよね。

動線を直線に結ぶことができれば動く時間が短縮されますが、家具と家具の間をぬって迷路のように通らなければいけないのならば、時間がかかることになってしまいます。たとえわずかな時間であっても、毎日のことなので不便を感じるようになるのです。目的の場所に最短距離で行けるように、インテリアの配置にはスムーズに動ける動線をつくる必要があります。

人が楽に通れる通路をつくる

人が動く時には、ある程度のスペースが必要になります。平均的な人の肩幅は、約50㎝といわれています。ですので、1人が通れる通路のスペースには55~60㎝は必要になります。

家族がいる、来客がある時などのことを考えて、2人がすれ違う場合を考えると、110~120㎝のスペースが必要なことになります。とくに、リビングは複数の人が集まる場所です。

入口からソファーに行くような使用頻度の高い動線には、ゆとりを持ったスペースの通路を作る必要があります。逆に、プライベートルームや、1週間に一度くらいしか通らないような使用頻度の低い通路ならば、多少はスペースが狭くなってもいいと割り切ることも大切になってきます。

立つ座るの動作が楽にできる

生活する上で、立つ座るなど様々な動作をします。とくに椅子は、椅子を引く、椅子に座る、椅子から立ち上がるなどの動作をします。動作に支障が無いようなスペースの確保が必要になってきます。

収納家具などの扉や引き出しを開けて物を取ることもありますよね。扉や引き出しを開けて物を取り出すのに、充分なスペースがあるかも考えておく必要があるのです。

部屋を広く見せるインテリアの配置

部屋を広く見せるには、インテリアをどのように配置したらいいのでしょうか。

壁際にまとめて配置する

部屋に家具などのインテリアを置く場合は、壁際にまとめて配置するとすっきり見えます。狭い部屋なのに家具が多い場合は、圧迫感を感じやすくなってしまいます。壁際にまとめて配置することで、部屋全体がすっきりとした印象になるのです。

理想としては、部屋の広さの3分の1以下を家具などのインテリアが占有していることです。狭い部屋を広くみせるには、いかに床をみせるかで広がりが異なってくるからです。家具を壁際に配置して、まとまったオープンスペースを確保すると、部屋が広く見えるようになるのです。

視線の妨げにならないように配置する

部屋を広く見せるためには、視線計画が大切です。入口に入ってすぐに障害物があれば、そこで視線が途切れてしまうため、狭く感じてしまいます。部屋の広がりを作るポイントは、「視線の抜け」を作ることです。

リビングに掃きだし窓がある場合は、窓の外の広がりに視線がいくようにすれば、視線が抜けます。視線が抜けることで、狭い部屋でも広々として開放感のある空間に見えてくるのです。家具などのインテリアの高さを、低めのもので揃えることも有効です。家具の高さが低いと、視線がより抜けやすくなるからです。

背の低い家具は入口ではなく奥の窓側

遠近法での目の錯覚を利用して、狭い部屋を広く見せることもできます。絵画で使う遠近法では、近くにあるものを大きく描き、遠くに見える物を小さく描きます。このように遠近法で描くと、平面のキャンバスでも奥行が表現できるのです。

遠近法に習い家具を配置すると、入口手前に背の高い家具を配置し、奥の窓側に背の低い家具を配置することになります。そうすることで、家具の高低差ができ、奥行きが強調されることになるのです。その結果、奥の窓までの距離が、実際の距離より多くあるように感じられます。

リラックスできるインテリアの配置

リラックスできる部屋にするには、インテリアをどのように配置したらいいのでしょうか。

ソファーは真ん中

リラックスできる部屋にするために、リビングでソファーを真ん中に置く方法があります。ソファーを真ん中に配置して窓側に向けることで、キッチンやダイニングにいる人の視線を気にすることもありませんし、ゴチャゴチャした物を見ないで済むので、リラックスできるのです。

ソファーに座ると視線が窓側にあるので、デッキや屋外などの広がりも感じることができます。ゆったりとくつろぐことができるようになるのです。来客が多い家にもお勧めの方法だといえます。

それに、キッチンやダイニングにいる人は、リビングの様子を眺めることができます。リビングに目が行き届くようになるので、子どもの様子やお客様の様子を確認することができるのです。

低めの家具、座われるスタイルをつくる

リビングに置くソファーやテーブルなどを低めにすることで、床のスペースに座れるスタイルを作っても、リラックスできる部屋を作ることができます。

子どもが小さいと床の上で遊んだり、寝転んだりします。リビングのテーブルで宿題をしている間に、床のスペースに座って洗濯をたたむようにすれば、親子の会話も弾みますね。

たくさんの人数の来客があったとしても、ソファーに座る人、床に座る人がいたとしても、リビングのローテーブルで対応することができるのです。

生活感のないおしゃれな部屋にするインテリアの配置

生活感のないおしゃれな部屋にするには、インテリアをどのように配置したらいいのでしょうか。

衝立や棚で仕切るように配置する

生活感のないおしゃれな部屋にするには、生活空間を区切って見えないようにする方法があります。ワンルームの部屋になると、ベッドとリビングが同じ部屋にあります。リビングにいる時にベッドが見えてしまうと、どうしても生活感を感じてしまいますよね。

そこで、衝立や棚を使って、部屋の空間を区切ってしまうのです。棚は収納力もあって、部屋を片付けることもできるのでおすすめです。しかし、高さがある棚を置いてしまうと、圧迫感がでるので気をつけなければなりません。

高さがある棚でも、オープンな棚であれば視線の抜けがあるので、広くすっきりと見せることができるようになります。

カーテンをつけて目隠しをする

カーテンをつけて生活感のある空間を目隠しする方法もあります。天井からカーテンをつけるのならば、分厚くて重い素材ではなく、薄くて軽い素材にすると圧迫感はありません。

しっかりと目隠ししたい場合には、ロールカーテンを用いるとよいです。長さなども自由に変えることができて便利です。

グリーンでキッチンなどを仕切る

衝立や棚、カーテンでなくても、観葉植物などのグリーンで空間を区切ることができます。グリーンは置いているだけでインテリアにもなるので、一石二鳥です。

キッチンとリビングの空間の間に大きめの観葉植物を置くことで、間仕切りになり、生活感が出にくくなります。グリーンの効果で優しい印象にもなります。

まとめインテリアの基本配置で知っておくべき3つの秘訣!

インテリアの基本配置は、人が動く動線を考え、通路のスペースの確保や立つ座るなどの動作が楽にできることを考えることです。部屋を広く見せるには、家具を壁際にまとめて配置する、視線の抜けを作る、背の低い家具を奥に置いて遠近法を利用する方法があります。

リラックスできる部屋するには、ソファーをリビングの真ん中に置く、低めの家具で座ってくつろげる空間を作る方法があります。生活感のないオシャレな部屋にするには、とくかく生活スペースを区切ることです。衝立や棚、カーテン、グリーンなどで区切ることができます。

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