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照明で空間が変わる!照明器具の種類を知って空間デザインに生かそう
照明で空間が変わる!照明器具の種類を知って空間デザインに生かそう

空間デザインの大事な要素のひとつが「光」です。シャレた店舗やデパート、ショッピングモールなどは照明にこだわっています。人の顔も照明によって綺麗に見えたり暗く見えたりします。
空間デザインの現場では「ライティングは電球色でほんわかした感じにする」というような雰囲気で話し合いが進んでいきます。
照明の価値を知って、種類を知ることで自分の部屋の空間づくりにもかなり生かせます。オシャレで明るく綺麗な部屋づくりに照明の影響は大きいです。
楽しみながら照明についての知識を増やして、自分好みの空間づくりに役立てましょう。
目次

空間デザインにおける照明の役割

空間デザインにとって照明は特別な意味をもちます。照明次第で空間デザインがよくも悪くもなるといってもいいぐらいです。
魅力的でシャレた空間デザインにしたい場合は、どんな照明にするか、ということに時間をかけます。照明は、予算が低くても工夫次第で高い効果をあげられるのも高いポイントになります。

空間デザインの4要素のひとつが「光」

空間デザインの4大要素としては「形」「素材」「光」「色」があります。そのなかでも「光」は、空間に陰影をつけて空間の広がりに関わるものなので特に重要です。「光」をどうやって操るか、で空間が決まるといってもいいです。

照明によってさまざまな光をデザイン

空間のデザインには照明が大きな役割をもちます。どんな役割があるか、みていきましょう。
・雰囲気作り
同じ物でも照明によって変わってみえる経験は日常的にあります。夜、見るのと朝、見るのとは違いますよね。店舗やデパート、ショッピングモールなどでは、商品をより魅力的に見せて買ってもらう目的があります。そのための雰囲気作りはとても大切です。
・空間に広がりをもたらす
照明の光が当たったところと当たらないところの差で陰影が生まれて、それが空間の広がりを感じさせるようになります。
・見せたいものを見せる
照明の役割のひとつが「物を明るくする」こと。明るくなることではっきり見えて、物の価値がわかります。
・空間の個性や快適さを演出できる
家の照明でも店舗などの照明でも、個性を引き出して快適さを提供してくれる照明は必需品です。照明の色を暖色系にしたり、小さな照明を効果的に配置したりして演出できるのも照明の役割です。

照明の種類

照明の種類もたくさんあります。照明が空間に合っているかどうかで、その空間の印象が違ってきますし、健康面でも目に与える影響が変わってきます。

照明器具と電球

照明器具にも電球にもいろいろな種類があります。場所に合った照明を選び、電球を選ぶことで快適さにつながります。
・照明器具:取り付ける場所や形によっていろいろな種類がある
例えば、集う場所、安らぎの場所のリビングには、部屋全体を明るく照らすシーリングライトが向いています。天井に直接、取り付けるタイプで、自分好みのカバーを選ぶこともできます。
・電球:主に蛍光灯・白熱球・LED電球の3種類
電球にも種類があって、選ぶ電球によって部屋の雰囲気が変わってきます。蛍光灯には細長直管蛍光灯と電球形蛍光灯があります。リラックスする空間に向いている白熱球にもいろいろな形のものがあって、明るい輝きのクリアタイプと、柔らかな光のホワイトタイプの2種類があります。LED電球はとても経済的。白熱球の約40倍の寿命です。白熱球や蛍光灯は部屋全体を明るく照らすのに向いていて、LED電球はスポットライトのように特定の場所を照らすのに適しています。

建築化照明

壁や天井などの建物の構造物と一緒になった照明のことを建築化照明といいます。
具体的には、照明器具を建築物の中に隠して光のグラデーションを生じさせることによって、空間の雰囲気づくりに役立たせるものです。
天井も壁もすっきりして、照明にありがちなまぶしさもありません。
ただ、肝心の照明器具が、建築物の中に収まりきれなくて丸見えになることもあります。

照明方式

照明の仕方による種類で、室内全面を均一に照らす方式、必要な一部分のみを照らす方式、その両方を組み合わせる方式に分かれます。
・照明器具のレイアウトの違いによって3つの照明方式がある
照明方式の違いは、照明の配置、レイアウトの違いによるものです。
・全般照明方式、局部照明方式、タスクアンビエント照明方式
照らす角度が広い照明器具を一定間隔に設置して室内全般を明るく照らすのが、全般照明方式です。明るく安心感のある全般照明ですが、長くいると落ち着かない雰囲気もあって、インテリアに緑色の観葉植物を置くなど配慮が必要です。全般照明方式に対して、特定の範囲を照らすのが局部照明方式です。空間に明暗のコントラストを与えることで、照らす対象を印象的にみせることができます。ただ、明暗がはっきりしていると目に負担をかけることもあるので、全般照明との併用がおすすめです。タスクアンビエント方式というのは、作業するところ(机など)を明るくするタスク照明と、壁や天井など周囲にあるものを照らすアンビエント照明を組み合わせるものです。タスク照明は作業面のそばにあるので少ない電力でもすみますし、かつ、アンビエント照明もタスク照明があることで照度を落としても構わないので電力が削減できます。タスクアンビエント方式は、現在はオフィスで使われることが多いですが、店舗や病院でも個人宅でも応用できるので、今後はさらに活用されていくでしょう。

配光

照明器具からの光の形や強さをあらわすのが配光です。配光パターンから照明器具を選ぶこともできます。
配光パターンは5つあります。
①全方向に広がる全般拡散配光
②下方拡散する効率のよい直接配光
③大部分が下方で一部が上方向の半直接配光
④天井や壁面を照らしてその反射光で下方向を照らす半間接配光
⑤光源がみえずに反射光だけで照らす間接配光

照明器具の用途と形

シーリングライト

シーリングとは「天井」のことです。シーリングライトは天井に設置されている照明のことをあらわします。天井に取り付けるので広範囲を照らすことができます。
用途が広くどんな部屋にも向きますが、明るさが必要な子供部屋や玄関ホール、リビング、台所などにあると便利です。
リビングではシーリングライトと局部照明のダウンライトを併用すると、くつろぎの空間になります。

ダウンライト

天井に埋め込んである照明です。局部照明で手元が明るくなります。
ダウンライトには種類があって、形からコーン型、バッフル型、ウォールウォッシャー型、ユニバーサル型、ピンスポット型があります。

ペンダントライト

天井からコードやチェーンでつり下げて下方向を照らす照明です。ダイニングやキッチンなど手元で作業するところに向きます。

ブラケットライト

壁に直接、取付けられる照明です。取り付ける際には、高さ、取り付け位置、壁との距離によって見え方が違ってきますので注意が必要です。

スタンドライト

テーブルに置くものをテーブルスタンドといいます。床に置くフロアースタンドは、高さがあって方向が変えられます。

足元灯

階段や暗いところにつけて足元を照らします。

スポットライト

一部分を集中的に照らすライトで、天井に固定するフランジ式と、レール上を移動できるライティングレール式があります。

シャンデリア

装飾がついた照明で、豪華なものからシンプルなデザインのものもあります。リビングや応接間、吹き抜けなどに使うと空間を豪華に演出できます。

エクステリアライト

最近、よくみられるのがエクステリアライト。屋外設置用の照明です。エクステリアを演出できて、センサー付きのものは防犯にもなります。

まとめ照明器具の種類を知って空間デザインに生かそう

照明ひとつで空間がデザインできて、シャレた雰囲気を作れたり、魅力的な空間を演出できたりすることをご紹介しました。

照明選びは空間デザインにとってはとても大切な要素です。空間デザイナーは照明デザイナーも兼ねることがあります。

照明の知識が増えると自分の家や部屋づくりにも役立ちますから、楽しみながらいろいろな照明を経験して光の効果を実感してみてください。

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