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鉛筆デッサンを描くためには、鉛筆と紙さえあればとりあえず描けますが、やはり本格的に学ぼうと思ったらきちんと道具をそろえた方がいいでしょう。

鉛筆デッサンをするときのおすすめの道具やデッサンがより描きやすくなる道具、よりきれいな仕上がりにするためのひと工夫などもあります。

鉛筆デッサンを学んでいくときに必要な道具について詳しくご紹介しましょう。

鉛筆デッサンに必要な道具とは?

鉛筆デッサンをするのに必要な道具は、最低限で考えるなら紙と鉛筆になります。
しかし、鉛筆デッサンを練習して上手くなりたいと思うなら、それなりの道具をそろえることをおすすめします。

デッサンではより幅広い表現をするための道具がある

デッサンで使う道具は、デッサン用がある場合にはデッサン用を使うことが望ましいです。つまり、ある程度の良質のものを使うほうが良いということです。

デッサンをするときに、より幅広い表現をしたいと思うなら道具を選ぶ必要があります。

例えば、今まで普通に使っていた鉛筆をデッサン用の鉛筆として使うことはおすすめできません。その理由は、鉛筆の芯の硬さや描き心地なども違うので、同じように描いても違う仕上がりになってしまうためです。

作品を作る前提で鉛筆デッサンをする場合は相応の道具が必要

鉛筆デッサンだけで仕上げる場合は、紙と鉛筆、消しゴムだけで表現することになります。

しかし、いい作品にするためには、他にもそろえた方がいい道具があります。

デッサン用の道具でも人によって好みが分かれますが、始めてデッサンをするのなら、まずはおすすめの道具から試してみましょう。

鉛筆デッサンをはじめるときの最低限の道具

鉛筆デッサンは、基本的には紙と鉛筆を使うので多くの道具は必要ありません。しかし、あった方がきれいに描ける、便利でいい、という道具がいくつかあります。あると便利な道具もプラスして鉛筆デッサンを始めてみましょう。

最低限の道具

・鉛筆

デッサンをするときの鉛筆は、1本だけではなく芯の硬さがそれぞれ違うものを数本持って使い分けて描いていきます。同じ芯の種類、「2H」などといってもメーカによって微妙に違いがあります。

<デッサン用の鉛筆を使う>

鉛筆デッサンをするときには、デッサン用の鉛筆を使いましょう。画用紙に描くときに突っかからずなめらかに描けて滑りのいいのが特徴です。デッサン用の鉛筆は、ステッドラー社のマルス・ルモグラフ、三菱のハイユニなどがあります。自分の好みに合わせて使うのがいいでしょう。

また、上級者になれば、比較的堅い描き心地のステッドラーで金属質や硬質なもの、比較的柔らかい描き心地で茶色味がかった温かみがあるハイユニで人物や自然物を表現することもできます。

鉛筆の硬さは、HがHard (ハード)で堅い、BがBlack (ブラック)で黒い、FがFirm(ファーム)でしっかりしたということになります。はじめのうちは「B」か「2B」くらいから描いていきましょう。

・「B」「2B」「H」くらいあったほうがよい

デッサンに適した堅さは、2H~4Bといわれていますが、慣れないうちは、「B」「2B」「H」くらいを使い、自分の好みに合わせて買い足していきましょう。

・練り消しゴム

<プラスチック消しゴムは画面を傷めるためほとんど使われない>

デッサンでは、プラスチック消しゴムは画用紙の画面を傷めるためほとんど使いません。

しかし、シャープな光や花瓶のガラスなどの場合はプラスチック消しゴムを使う方が上手く仕上がります。

<練り消しゴムは画面を痛めず、鉛筆の粉も取り除くことができる>

練り消しゴムは画用紙の画面を痛めず、鉛筆の粉もくっつけて取り除くことができるのでとても便利な道具です。間違ったときに消すだけでなく、ぼかしたりする大切な表現にも使えます。

・カッターナイフ

<鉛筆を削るために使用する>

デッサン用の鉛筆は、鉛筆削り器でなくカッターナイフを使います。カッターナイフを使うのは、鉛筆を描きやすい角度に変えること、先端を鋭くとがらせること、芯の部分を多く出すためです。

・紙

<画用紙やスケッチブック、ケント紙など>

画用紙には、M画用紙、ケント紙、クラフト紙、鳥の子紙、白象紙などとたくさんの種類があります。鉛筆デッサンにおすすめなのは、M画用紙と白象紙です。

<画面に多少凹凸のある中目のものを使う>

鉛筆デッサンは、何度も描いたり消したりするので、それでも傷まないようなしっかりとした紙がいいでしょう。また、紙の表面がある程度ざらついている方が、鉛筆がのりやすいです。逆に、ツルツルした紙だと黒鉛が定着しづらく、描き重ねていくデッサンには不向きです。

<紙のキメが荒くないものが描きやすい>

一般的には、紙のキメが荒くないものの方が描きやすいです。キメが荒いと凸凹し過ぎて思ったように線が描けないかもしれません。

<細部の細かい描画をする場合はきめの細かいケント紙>

細部の細かい描画をする場合は、鉛筆の先端が上手く滑るきめの細かいケント紙がおすすめです。ケント紙は、きめが細かくしっかりしているので強度があります。

<ひとつのモチーフを描くならB4サイズ程度>

画用紙のサイズもいくつかありますが、初めにひとつのモチーフを描くならB4サイズ程度がおすすめです。

・モチーフの下に敷く白い布、または紙

<テーブルクロスなどもOK>

デッサンをするときには、木目が入ったテーブルより白い布や紙をモチーフの下に敷いた方がいいでしょう。白地のシンプルなものの方が、デッサンをするときに邪魔にならないです。また、陰影も白の方が分かりやすいので描きやすいということです。

鉛筆デッサンの表現を深める道具

鉛筆デッサンをするときにたくさんの道具は必要ありませんが、鉛筆デッサンの表現を深めるにはいくつかは揃えるほうが良いでしょう。表現を深めるために揃えておきたい道具と選び方を紹介していきます。

鉛筆

・「2H」から「4B」あたりがデッサンに適するとされる

鉛筆は、ステッドラー、ユニ、ファーバーカステルなどがデッサン用におすすめです。画材屋さんによっては多くの鉛筆を取り扱っているところもありますが、定番はステッドラーやユニになるでしょう。芯の硬さは好みですが、デッサン用には2H~4Bがおすすめです。

・薄くて硬い鉛筆~濃くて柔らかい鉛筆を使い分ける

鉛筆デッサンをするときは、モノトーンの明暗やタッチなどでモチーフを表現します。そのため、鉛筆は数本用意して、薄くて硬い鉛筆から濃くて柔らかい鉛筆を上手く使い分けて描いていきます。

ガーゼ、ウェス

・鉛筆で描いた部分をぼかす

デッサンをするときは鉛筆で描いた部分をわざとぼかすことがあります。その時に使うのが、ガーゼやウェスになります。

・木綿のボロ布や、食パン、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどで代用も可能

ぼかすときに使うのは、ガーゼやウェスでなくても大丈夫です。Tシャツなどの木綿のボロ布や、食パン、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどで代用することも可能です。

擦筆(さっぴつ)

・描画部分をのばす、押し付けるなどして変化を与える

擦筆(さっぴつ)は、見た目が棒状になっていて、紙でできているので鉛筆のようにもって使うことができます。画用紙の表面の描画部分をのばす、押し付けるなどして変化を与えるものです。使っていくと先端が黒くなるので削って使います。

・太さや硬さの違うものが数種類ある

擦筆には種類があり、硬さや太さに違いがあります。デッサンをするときは、それぞれ使い分けましょう。ガーゼやティッシュより細かい部分に使えます。

鉛筆デッサンであると便利な道具

鉛筆デッサンをするときにあると便利な道具というものがあります。しかし、人によっては感じ方が違うので、それがなくても十分に描くことができるという場合もあるでしょう。ここでは、あると便利な道具をご紹介します。

スケール

・構図を決めたり、大きさや比率を測るために使用する

スケールは、手のひらサイズくらいのコンパクトなもので、真ん中部分が透明で線がいくつも縦横に入っています。手に取ってモチーフに向けることで、画用紙に描くときの構図やそれぞれの大きさ、比率などが一目でわかります。

デスケル・はかり棒

・モチーフの比率を計る

デスケルやはかり棒は、モチーフの比率を計るものです。はかり棒を使うことで、大まかにしかわからなかったモチーフの比率が目で確認できます。

・30センチ程度の細くてまっすぐな棒であれば、バーベキュー串などでも代用できる

デスケルやはかり棒がなくてもバーベキュー串などでも代用できます。30センチ程度の細くてまっすぐな棒なら代用が可能でしょう。

イーゼル

・視線を固定し、安定した作業の持続を可能に

イーゼルは、安定した作業、固定した視点で描くために必要な道具です。イーゼルの種類は、材質や大きさで分かれますが、デッサン用なら木製で安くて丈夫なものを選びましょう。

木製パネルやカルトン(画板)

・画用紙に描く場合、カルトンにクリップや画鋲で固定して台にする

デッサンするときに、木製パネルやカルトン(画板)に画用紙を固定すると平らで安定して書くことができます。カルトンなどを使うときは、クリップや画鋲などで固定すると動いてしまわないので安心です。

カルトンバッグ

・画用紙の持ち運びに使用する

画用紙やカルトンを持ち運びに使用するバッグです。カルトンバッグの中には取り出し口の蓋がついてないものもありますが、蓋つきを選びましょう。

クリップ、画鋲、水張りテープなど

・画用紙をカルトンや木製パネルに固定する

画用紙をカルトンや木製パネルに固定するときにクリップ、画鋲、水張りテープなどを使って画用紙をとめておきます。使いやすくて経済的なのは、クリップでしょう。

フィキサチーフ(定着液)

・完成後に鉛筆の粉が落ちないようにする

フィキサチーフは、粉の定着液です。デッサンの完成後に鉛筆の粉が落ちないように吹きかけて使います。フィキサチーフは、スプレー式で引火しやすいです。火の気のないところで使い火の気がなく高温にならない場所で保管しましょう。

羽ぼうき

・消しゴムのかすを払う

羽ぼうきは、消しゴムのかすを払うのに使います。手で払いのけるとせっかく描いた線を消してしまうことがあります。

・画面上で消しゴムのカスを払うと線が消えたり汚れたりする

羽ぼうきを使うことで、鉛筆で描いた線をきれいにそのまま仕上げていくことができます。画面上で消しゴムのカスを払うと、鉛筆で描いた線が消えたり汚れたりするので、羽ぼうきはおすすめです。

鉛筆ホルダー

・短くなった鉛筆を最後まで使いやすくする

鉛筆ホルダーは、短くなった鉛筆につけて使います。短くなった鉛筆は使いづらいので、鉛筆ホルダーで長くすると描きやすくなります。

まとめこれだけは揃えておきたい!鉛筆デッサンに使用する道具について紹介

鉛筆デッサンを学んでいくときに必要な道具を詳しくご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

始めてデッサンをするのなら、おすすめを参考に必須の道具だけをそろえておきましょうか。

何度か描くようになったら、これがあった方が便利だな!やっぱりこれを使ってみようというものが出てくるでしょう。鉛筆デッサンの道具選びの参考になれば幸いです。

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