趣味で絵を描くのが好きだったり、将来美術系の学校や就職を考えたりする人なら、基礎となるデッサンが上手くなりたいと思う人も多いでしょう。
絵を描くためには、デッサン力はとても大切で、ある程度の技術は必須となるかも知れません。もちろん、デッサンができなければ絵は描けないのか、というとそうではありません。
しかし、デッサンの狂った不自然な絵は見た目に違和感を覚えることでしょう。
ここでは、デッサンの勉強方法と効果的な練習方法をご紹介していきます。
美術系の大学は、専攻分野や実技内容が多様化していますが、志望校に応じたカリキュラムを組んで、実力を伸ばしていかなければいけません。
受験のための基礎練習は体に技術を覚えさせる必要があります。鉛筆デッサンは基礎となり、鉛筆による濃淡で立体感、質感、雰囲気などを表現しなければいけません。
日々の地道な努力が受験の明暗を分けることになるので、時間を見つけて練習に励みましょう。
美術系の職種は、アーティスト、デザイン、イラスト、漫画、アニメーション制作などさまざまなものがあります。どの職種でもやはり基礎のひとつとしてデッサン力が必要になるといえます。
また、鉛筆画家でない限り、デッサンのモノトーンの世界だけでなく、色彩や配色などのデザイン知識も必須になり、特にアニメーション制作の場合は、アナログとデジタルの両方を身に付けておく必要があります。
将来の仕事や現在の仕事のスキルアップのために、鉛筆デッサンを学ぶ場合は、その時点である程度のデッサン力があるはずですよね。
さらにスキルアップするには、地道に日々練習を重ねるまたは、指導者に指摘してもらいレベルを上げていく方法があります。
趣味の範囲で絵画の上達のために鉛筆デッサンを勉強する場合は、教室などに通う、個人レッスンを受ける、独学の3つになるでしょう。指導を受ける場合はその先生の教え方や力量も影響しますが、やはり本人の努力次第でしょう。
絵画初心者なら教室などに通って先生の指導を受け、仲間の作品を見ながら自らも勉強していくのがいいでしょう。趣味として楽しくやっていけるのでおすすめです。
知識を深めるために鉛筆デッサンを練習するのもいいでしょう。デッサンは、絵などを描くときの基礎となるので、モチーフをよく観察してできるだけたくさんの練習をしていきましょう。
デッサンで使う鉛筆は、カッターナイフで削ります。鉛筆の芯は、長くとがらせることで広い面まで塗ることができるのです。
描き始めは、鉛筆を少し横に寝かすようにしてモチーフの形を大まかにとり、次第に筆圧をかけ細かく丁寧に描いていきます。
仕上げは、鉛筆を立てて書いていき、硬さや濃さの違う鉛筆を使い分けて書いていきます。
デッサン用の画用紙は、M画用紙(サンフラワー中目)が、描きやすくておすすめです。画用紙の表はややざらつきがあり、裏面はすべすべしています。
画用紙のサイズは、モチーフが1つのときはB4(25.7×36.4㎝)、モチーフが複数のときはB3(36.4×51.5cm)がおすすめです。
スケッチブックや画板に角度を付けて描くときにイーゼルを使います。人物画や風景画、大きな作品などを描くときによく使い、三脚型をしています。
机の上で描くより、角度を付ける方が、姿勢を変えずモチーフを正確に見て描きやすいからです。
これらの違いは、単に人数が違うというだけではなく、それにより個人に向けられる指導量の違いや細かいところも出の指導を受けられるかということにも関係してきます。
もちろん、独学の場合は、全て自分で学び練習しなければいけないことになります。
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
デッサンの経験が豊富な指導者による添削を受けることができます。同じようにデッサンをする比較対象があるので、描き方や作品を参考にするなどテクニックを真似ることもできます。
広い場所が用意され、モチーフを考えたり何を勉強しようかと悩ませたりする心配はありません。全て指導者が用意してくれるでしょう。
周りに同じようにデッサンについて学び上手になろうとする仲間がいます。
競争心によって成長スピードやモチベーションが高まりやすく相乗効果が出やすいでしょう。
たくさんの仲間がいる反面、人が苦手、見られるのが嫌だと思う人には不向きです。
指導の仕方にもよりますが、自分の作品を題材にしてみんなの前で評価されるなどということがあるかもしれません。人と接することが苦手な人にはおすすめできません。
指導者による添削があり、疑問に対してもしっかり答えてもらう時間があります。
しかし、他の人の作品を比較対象としてみることができません。
1対1なので自分だけのレッスンになります。そのため、多くの仲間と学ぶときより、より丁寧な指導が受けられます。
また、指導者の方も1人だけなので熱心に指導してくれるでしょう。
自分に合ったレッスンで、体系的かつ効率的に学べるのでより早く上達することができます。団体だと横道にそれることがあっても、個人の場合はその心配がなくなります。
個人レッスンだと成長スピードも本人次第ということになります。何かにつまずいて時間がかかることもあるかもしれませんが、上手くいけばドンドン進んで上達するということになります。
独学は全て自分でしなければいけないので、デッサンを学ぶ環境も自分で整える必要があります。毎日欠かさずデッサンの習慣を付けることが上達に繋がります。
自分でデッサンの練習をしても指導者がいないので、どこが悪いとかこうしたらもっと良くなるとかの指摘がもらえません。
また、他の人の作品を見ることができないので自分で何かに気付いて参考にすることができません。
ネットや書籍の情報量は豊富にあるので、自分に必要なものがどれなのかを選ぶ必要があります。
また、全ての情報が正しいというわけではないので見極める必要があるでしょう。
独学は全て自分で判断しなければいけません。デッサンにおいても間違っていたり分からなかったりすることがあっても、人に聞くこともできず自分で解決する必要がありますね。
1人で黙々とデッサンの練習を続けるのはなかなか難しい作業といえます。そうやってモチベーションを保つのも難しく、わからないことがあるなどすれば時間もかかることになります。
鉛筆デッサンを学ぶ目的は人によってさまざまで、進学、仕事、趣味などに分かれます。
それらの目的に応じて、どのくらいのデッサン力が必要なのか、練習方法や期間にも違いがあるでしょう。
また、絵を描く上でデッサン力は必須なので、できればしっかりと学んで身に付けたいものです。デッサンの練習をするには、団体・グループレッスン、個人レッスン、独学があります。
自分にはどの方法がいいのかをしっかり見極めて、鉛筆デッサンの向上を目指しましょう。
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