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デッサンが上手くなりたいと思った時、スクールなどで先生に指導してもらう方法と独学で勉強する方法に分かれますが、あなたならどちらを選びますか。

独学の場合は、費用は最低限に抑えられますが、全て自分で学ぶ必要があります。何かを学ぼうとしたとき独学で勉強して身に付けることはよくありますよね。

もし、デッサンでもそれが可能ならどうでしょうか。

ここでは、デッサンを独学で学ぶデメリットとリスクについて詳しくご紹介しましょう。

鉛筆デッサンとは?

鉛筆デッサンとは、その名の通り鉛筆を使って描くデッサンのことです。
自分の表現したいモチーフを使って通常は白い紙の上に描いていきます。鉛筆デッサンは、少ない道具ですぐに始めることができます。

デッサンの中でも比較的シンプルな道具で始められる

鉛筆デッサンは、絵の具などを使用しないので、最低限紙と鉛筆があれば始めることができます。

そうはいっても、間違えた時などには消しゴムも必要ですよね。下記の道具があれば、描きやすいでしょう。

鉛筆

一般的なデッサン用の鉛筆は、

Hi-uni(ハイユニ)
uni (ユニ)
STAEDTLER(ステッドラー)

の3種類です。

デッサンをするときは、1本だけで仕上げることもできますが、陰影の濃淡を出すために何本もの鉛筆を使い分けて描くことが多いです。

一般的には、6Bから6Hまでの13本があればいいとされていますが、初めから多くをそろえる必要もなく、自分に合った硬さや描き心地で選ぶことをおすすめします。

消しゴム

消しゴムは、一般的なプラスチック消しゴムと練り消しがありますが、デッサン用には練り消しをメインに使うことをおすすめします。

練り消しだと消しカスも出ず、使いやすい形にして広範囲を消すことができます。

練り消しだと消しカスも出ず、使いやすい形にして広範囲を消すことができます。

練り消しは、イージークリーナー(バニーコルアート株式会社)が良く消えておすすめです。プラスチック消しゴムは、トンボのMONOなどが使いやすく人気があります。

デッサンには画用紙を使いますが、意外と種類があるのでどれがいいのか迷ってしまう場合があります。

デッサン初心者におすすめなのは、凹凸のある「中目」を選ぶと描きやすいでしょう。

中でも「サンフラワー紙」が良く使われ、厚口で表面がしっかりしていて、柔軟性もありとても使い勝手がいい画用紙です。

また、画用紙に描くときにどちらが表なの?という時がありますが、ややざらついている方が表で、すべすべしている方が裏になります。

モチーフを置く白い布

デッサンをするときは、モチーフだけでなくそれを置く面(机)も描きます。

その時、机の質感が見えて混乱しないように白い布などを敷きます。そうすることで、モチーフが見やすくなり、影もはっきり見えるので描きやすくなります。

鉛筆を削るカッターナイフ

デッサンをするときは、鉛筆削りではなくカッターナイフを使います。カッターナイフを使うことで、鉛筆の芯を長くすることができます。デッサンで描くときには、いろいろなタッチの描き方を必要とするからです。

鉛筆デッサンに必要な知識

鉛筆デッサンをしようと思ったら、まず鉛筆や紙などの用具が必要です。
そして、鉛筆デッサンの基礎知識は最低限必要になるでしょう。それらについて詳しく見ていきましょう。

鉛筆の使い方、用紙 など

まずは、鉛筆をカッターナイフで削っておきましょう。芯の部分が多く出ていて、芯の先端から鉛筆の削り出し部分ができるだけ直線になっているのがいい削り方です。芯の部分が短かったり凸凹していたりするのはあまり良くありません。

デッサン用の画用紙は、凹凸のある「中目」を選ぶと描きやすいでしょう。

その中でも「サンフラワー紙」は、厚口で表面がしっかりしていて、描くときの柔軟性もあるのでおすすめです。

姿勢、構図や調子、立体感…

絵を描くときは、机に対してまっすぐに座り、モチーフを真正面から見ながら描くようにしましょう。

モチーフを斜めから見たりすると構図がおかしくなってしまうことがあります。

自然に背筋を伸ばして座り、やや上からモチーフを見下ろすように書くのがいいでしょう。猫背や腰を曲げた座り方だとモチーフとの角度が平行に近かったり形が狂いやすくなったります。

デッサンをするときの構図はさまざまですが、基本的な構図の取り方があります。モチーフの配置が自然であればいい構図ということになります。

例えば、テーブルの上に長い瓶1本とフルーツ2個をモチーフにしたとしましょう。テーブルの線を多めに取りモチーフを中心のテーブル線に寄せた方が安定したいい構図になります。

逆に、瓶が下画面から切れ、モチーフのバランスが不自然だといい構図とは言えません。
※あえてそうした狙いの構図は別です。

デッサンの調子は、鉛筆の使い方や塗り込みなどによって、光や色調、材質などを表現していきます。時には消しゴムを使うことでよりリアルな感じを表すことができます。

立体感は、モチーフをよく観察して陰影を正確につけることで表現できます。「陰」は、モチーフそのものの暗い部分、「影」はモチーフが接している壁や床面に落とす影のことです。

鉛筆デッサンは独学で学べるか?

鉛筆デッサンは独学で学べるか?ということですが独学でも学ぶことは可能です。
独学とは自分でデッサン力を上げるということで、今のネット社会ならいろいろと方法はあるでしょう。
しかし、先生や仲間から学べないので、自らのデッサンに助言や修正をしてもらうなどはできないということになります。

スクールで学ばない、指導者がいない

独学とは、スクールなどで学ばないので、デッサンを教えてくれる指導者がいないということになります。そのため、自分のデッサンの評価と問題点も自分の判断にゆだねられます。

自分の力だけで上達させるには、デッサンというものは若干難しいかもしれません。

これは、向き不向きがあるので一概には何とも言えませんが、あなた次第ということになります。

本、インターネット上の情報などで学ぶことは可能

スクールに行かないからといって、デッサンの情報や知識を知ることはできます。本やインターネットを上手に活用することで、デッサン力の向上は十分に可能なのです。

自分のお手本となるデッサンが見つかれば、まずは真似をすることから始めます。それを繰り返すうちに自然とデッサンも上達するでしょう。

メリット

スクールなどで学ばないということは、それだけ費用を抑えることができます。デッサンをする道具はそれほど高価なものでもなく、独学で学ぶことで最低限の費用で練習することができます。

スクールに通うと通学に時間もかかり、自分の好きな時に学ぶということができません。その点、独学なら自分の好きな時に好きな場所でデッサンをすることができるのです。

独学で鉛筆デッサンを学ぶリスク

独学で鉛筆デッサンを学ぶことでメリットデメリットの両方がありますが、ここではデメリットとリスクについて見ていきましょう。

さまざまな捉え方の膨大な情報から、適切な情報をpickupする難しさ

先生に教えてもらってデッサンを勉強する場合は、先生がかじ取りをしてくれたり、いろいろ下準備をしてくれたりします。

しかし、独学の場合は全て自分でしなければ行けないのです。現代の膨大な情報量から今必要なものを選択して独自で学んでいくということです。

体系的、効率的に学べない

独学の場合、体系的・効率的に学べないということになるでしょう。1つのことにとらわれ過ぎて全体的なことが学べない、またはそれに気付かないこともあるでしょう。

また、知識や技術が伴っていないと効率よく学べず、試行錯誤するということもあるはずです。

自分の作品に対する客観的意見をもらえない

独学でデッサンを練習できても、その作品を客観的に見て人から意見をもうという機会はないでしょう。全てが、自分の評価ということになり、自らどうすべきかを判断しなければいけません。

他人のデッサンを見たり、比べたりする機会が少ない

何人かの仲間とデッサンをする場合は、他人のデッサンを見たりすることで比べて自分に足りないところなどを学べますが、独学の場合は人と比べるという機会はありません。

自己満足で終わってしまう

自らの評価が高い人低い人はそれぞれですが、独学の場合は以前より上手く描けてことで自己満足で終わってしまうことになるでしょう。

勉強する資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性

独学でデッサンを勉強する場合は、デッサン資料の誤りや考え方の偏りを見抜けない可能性が高いといえます。

そもそも、このような間違いがすぐにわかれば、デッサンを学ぶ必要がないのかもしれませんね。

勉強内容が偏る、時間がかかる

勉強内容が偏ったり、デッサンや情報収集などに時間がかかったりするのは、独学の場合は仕方のないことでしょう。

全てを把握している指導者なら順序良くデッサンを教え修正箇所も指摘してくれるでしょうが、それらを自分でしなければいけません。

自分の作品の違和感や問題点に気づかず、思い込みのままやり続けてしまう

自分の作品の違和感や問題点に気づかず、そのまま正しいと思って間違ったデッサンを身に付けてしまうことがあるかもしれません。

他人の影響を受ける機会がない

独学の場合は、良くも悪くも他人の影響を受ける機会がありません。他人のいいところは、自分も身に付けたいところですが残念ながらそれは難しいといえます。

ある程度の知識は得られても、思うように上達しない可能性

本やネットである程度の知識は得られても、自分の間違いに気付かなければ直しようがないので、このような場合には思うように上達しない可能性があるでしょう。

まとめデッサンを独学で学ぶデメリットとリスクについて徹底解説!

鉛筆デッサンとは、鉛筆を使って描くデッサンのことで、自分の表現したいモチーフを使って紙に描いていきます。

鉛筆デッサンは、鉛筆や紙などの少ない道具を準備するだけで、初心者でも簡単に始めることができるものです。

デッサンを独学で勉強するかどうかは、メリットデメリットを知った上で自分のデッサンの勉強の仕方にプラスになると思えば始めてみましょう。人からの指摘や指導を得ることができないのが独学です。

もし、独学が向いていないと思ったら違う方法も視野に入れていくことも考えておくとよいでしょう。

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