閉じる

DIY資格のおすすめ資格|資格のメリット・仕事内容や勉強法まで解説!

DIYコラム01_01
自宅の家具や設備を自分で作るDIYが注目されています。リーズナブルさとやりがいを求めて、DIYを趣味とする方が増えてきています。 そんな中、DIYアドバイザーへの注目度も増してきています。DIYの専門家として活動するDIYアドバイザーとはどんな仕事なのでしょうか。 DIYアドバイザーになるためのポイント、活躍する場所や担う仕事などについて紹介します。
目次

DIYアドバイザーは何をする人?

DIYアドバイザーは何をする人?
DIYアドバイザーとは、DIY作業に関する専門的なアドバイスをする立場を指します。 そもそもDIYとはどのようなことをするのでしょうか。

そもそもDIYとは?

DIYとは、「Do It Yourself」の略称です。「自分自身でやろう」というような意味合いになります。近年はDIYを趣味とする方が増えてきており、注目度を増しています。
昔ながらの「日曜大工」と混同して理解している方も多いかもしれません。
確かに、DIYと日曜大工は非常に密接に関連しています。しかし、完全にイコールというわけではありません。
DIYは日曜大工のような家具作りや住まいのインテリアを作るといったように、大工作業に限定されません。
例えばアクセサリー作りもDIYに該当し、住まいを飾る小さな小物系インテリアを製作することも当てはまります。
日曜大工は、DIYの一部と考えるのが正しい定義となります。DIYは非常に幅広く楽しめるスキルと考えましょう。

DIYはエコにも有効!

実に様々な製作に携わるDIYですが、エコの視点からも非常に有効であると考えられています。DIYの技術があれば、余った材料で別の製作物に挑戦できるケースもあります。
最近は、環境問題や省エネなどを意識する方が増えてきています。企業活動においても営業活動に並び、SCR(企業の社会的責任)を重視する傾向が顕著です。
社会全体的な要請でもあるエコ志向を体現するため、DIYは大変効果的です。古くなった家具を作り直して生まれ変わらせるのも良いでしょう。
DIYの技術を使うことによって、様々な応用ができます。DIYアドバイザーは、DIYに関する専門的な知識と技術を持つ人で、DIYを行なう方に適切なアドバイスをする立場となります。

DIYアドバイザーになるために必要なこと

DIYアドバイザーになるために必要なこと
DIYアドバイザーになるために必要なこととは、どんなものがあるのでしょうか。 まず、資格に関しては、必須となる資格はありません。DIY関連の国家資格はなく、民間の資格がいくつか存在するのみです。 ただ、必須の資格がないからといって誰でも簡単に務まる仕事ではありません。 持っておくべき知識や技術は多岐にわたるので、根気よくどん欲に取り組める人でないと優れたDIYアドバイザーになることは不可能でしょう。

道具に精通

まず、DIY用の道具や資材に詳しいことはDIYアドバイザーとして最低条件といえます。昔は製造道具といえばのこぎりやかなづちなどのような簡単なものしかありませんでした。
しかし近年では電動系のツールが非常に多くなってきています。女性でも十分に大工作業ができるような、力を使わないグッズが充実しています。
優れたDIYアドバイザーを目指すなら、製造したいものに最も適した製造道具を選定できるようにならないといけません。
製造するものの種類に加え、DIYに取り組む人のことも考える必要があります。
例えば、DIYの経験をある程度持っている力のある男性なら、それほど道具にこだわる必要がありません。
しかし、DIY経験のない初心者の女性に対して、上級者向けの高度な道具を勧めるわけにはいきません。
道具についての深い知識を持ち、利用者に合わせた適切な選択ができるようにならないといけません。

素材の選びかた

仕上がりの良いDIYをするには、利用する素材選びからこだわりを持つ必要があります。
DIYで家具を作る時の定番素材といえば木材ですが、一言で木材といっても様々な種類があります。
例えば木材の定番といえばパイン材がありますが、複数の材質を組み合わせたLVL材なども使いやすく人気があります。
作りたい家具、作った家具を置く場所の雰囲気、使う人の年齢層などを考えてぴったりの素材を選択して勧めるのもDIYアドバイザーならではの能力といえます。

最後まで投げ出さない

DIYは、実は大変な根気が必要な活動です。ボックス一つ作るにしても、設計をして必要な資材をそろえ、適切な大きさにカットし、時間をかけて組み立てていかないといけません。
途中で設計通りにならず、やり直しをするケースも少なくありません。DIY初心者にとってはそう簡単に完成まで達成できません。
最後までやり遂げるためには、DIYアドバイザー自身が投げ出さず、作業者のサポートをしっかりとすることが必要になるケースもあるでしょう。
DIYアドバイザーには、最後までやり遂げる根気強さと、作業者を最後まで支援する強い気持ちが必要になります。

DIYアドバイザーが担う内容と活躍する場所

DIYアドバイザーが担う内容と活躍する場所
DIYアドバイザーは、どんな場所で活躍するのでしょうか。現在のDIYブームの中、DIYアドバイザーに対する需要も高まってきています。 DIYアドバイザーが活躍する場所の代表例を以下に5種類紹介します。
  • ホームセンターでの販促発動
  • カルチャースクールの講師
  • 工具専門店
  • 工作物の販売
  • フリーランスで動く

ホームセンターでの販促発動

DIYアドバイザーは、ホームセンターに就職して店頭で販促活動に従事するケースが多いです。
ホームセンターとは、DIY用の資材やツールの販売はもちろん、家具や電気部品など幅広い商品を扱っている総合店舗です。
ホームセンターのDIYコーナーで、商品についての知識を活かし、店頭を訪れた客に対して販促を行います。
ホームセンターのDIYコーナーに来る客には様々なタイプの方がいます。ある程度DIYの経験がある方がいる一方で、全くの初心者の方ももちろんいます。
DIYアドバイザーには、DIYのプロとして、一人一人の客層に合った商品の推薦、使い方の説明をすることが求められます。

カルチャースクールの講師

DIYアドバイザーとしての豊富な知識と技術を生かして、カルチャースクールなどで講師として活躍する道があります。
近年のDIY人気の高まりの中、DIYを学びたいと考えるニーズはとても多くなっています。カルチャースクールなどでDIYについて教える機会も多いでしょう。
カルチャースクールなどでは、ただ講義形式の内容だけではなく、作業をしながら教える機会も多いでしょう。アドバイザー自身が十分なDIYの経験を有し、お手本を示せることが望ましいです。
本格的な大工作業から、かわいい小物づくりまで、講義する内容も多岐にわたるケースが考えられます。あらゆるジャンルの製作能力がある方が、講師として重宝されることが予想されます。

工具専門店

金物屋など、DIY用工具や資材を販売する工具専門店で従事することは、DIYアドバイザーの知識を活かすうえで大変適しています。
工具専門店を訪れる客層は、DIYに関する経験を有する中級者・上級者であるケースが多いです。
そんなコアな客層に対して、最新の工具を紹介したり、おすすめの資材を提案するなどの対応をします。
DIY経験者は、新しい技術や知識獲得に意欲的である方が多いです。専門家として高度なアドバイスや商品推薦が可能になると、信頼を得て常連客として足繁く店舗を訪れてくれるかもしれません。

工作物の販売

自身が作った工作物を販売するという道もあります。カルチャースクールなどでDIYについて教育をしながら、自身の製作したものを販売するという講師の方も少なくありません。
最近は、インターネットの普及により販路が簡単に確保できます。メルカリなどの販売専用アプリを使うことにより、手軽に自作製品販売が可能な時代です。
また、中には自営業で店舗を開設し、自作の製品を店頭で販売するという方もいます。
DIYで作ったグッズは、手作り感があって好まれることが多いので、人気店舗になって繁盛する可能性もあります。

フリーランスで動く

DIYアドバイザーの能力を活かして、フリーランスな形式で様々な方面での活躍をする道もあります。カルチャースクールなどで人気を博し、各種メディアで取り上げられるケースも考えられます。
また、DIYアドバイザーとして得た知識と経験を活かし、書籍を出版して販売するという道もあります。
現在のDIYブームの中で、DIY関連の情報は重宝される傾向にあります。DIYアドバイザー本来の役割を超え、様々な分野で活躍できる可能性があります。

DIYアドバイザーに向いている人

DIYアドバイザーに向いている人
以上のように、DIYアドバイザーは活躍の幅が広く今後も需要が高そうな仕事です。では、DIYアドバイザーに向いている人とはどんな人でしょうか。 DIYに関する知識を持っているだけでは、よいDIYアドバイザーにはなれません。DIYアドバイザーに向いている人柄や性格があります。 DIYアドバイザーに向いている性格や性質の代表例を以下に4種類紹介します。
  • 素材に興味を持てる人
  • 他人とのコミュニケーションが上手な人
  • 根気よく取り組める人
  • 一生涯の趣味にしたい人

素材に興味を持てる人

DIYの作業の中では、実に多数の素材を扱うことになります。同じ家具を作るにしても、使用する素材によってその仕上がりは大きく変わってきます。
また、素材によって加工のしやすさにも大いに違いがあります。カットしやすい素材、釘が入りやすい素材など、様々な種類があります。
作る物の種類に加え、DIYをする方の経験値によっても適切な選択が変わってきます。
DIYに関してアドバイスをする立場なので、単純に作業の仕方だけを指導するのは十分ではありません。適切な素材の選び方についてもしっかりとアドバイスすることが求められます。

他人とのコミュニケーションが上手な人

DIYアドバイザーは、DIYに挑戦したい人に適切なアドバイスをしていく立場です。そのため、他人とコミュニケーションをとれることは最低限必要な資質です。
適切な言葉と身振り手振りでコミュニケーションをとりながら、DIYの専門的な技術を伝えていく必要があります。
上手な話し方、技術の上手な伝え方を身に着けている人の方が、DIYアドバイザーとして重宝されることは想像に難くありません。
他人とコミュニケーションをとるのが苦手という方は、DIYの学習と経験を積むとともに、積極的に他人と関わり、コミュニケーションに慣れていくことをおすすめします。

根気強く取り組める人

DIYの作業は根気が必要です。最初からいきなり上手に工作作業ができるわけはありません。指導をする立場として根気強く寄り添い、地道に指導をしていける気持ちの強さが求められます。
DIY作業の途中であきらめそうになっている人に対し、新しい視点からの作業を提案する、明るい雰囲気で接して元気づける、といった関わり方が望ましいです。
難しい作業のサポートをすることにはかなりの根気が必要です。あきらめることなく最後までしっかりと指導していける気持ちの強さが求められます。

一生涯の趣味にしたい人

DIYは、老若男女問わず幅広い年齢層の方が取り組んでいます。DIYアドバイザーの経験を積んだ人は、高齢者になっても自分で様々な工作をしている人が多いです。
DIYは一生の趣味として楽しめます。住まいに役立つ家具やかわいいグッズを作ること自体に喜びとやりがいを感じ、高齢になっても楽しめる活動です。
仕事としてDIYアドバイザーに取り組む以外にも、趣味としてDIYを継続したいと思っている人に、DIYアドバイザーという仕事はおすすめできます。

DIYアドバイザーの代表的な資格

DIYアドバイザーになるには、関連の国家資格もなく、必須となる資格はありません。民間の資格がいくつかあるのみです。 資格を取得しなくてもDIYアドバイザーになることは不可能ではありません。 しかし、周囲からの信頼という面から考えても、正しい知識と技術を身に着けるうえでも、資格取得は推奨されます。 DIYアドバイザーに関連する資格を以下に3種類紹介します。
  • 日曜大工士®認定試験
  • DIY工作アドバイザー®
  • DIYアドバイザー

日曜大工士®認定試験

日曜大工士®認定試験は、日本デザインプランナー協会が主催している民間資格です。以前は日曜大工スペシャリストという名称でした。
日曜大工に関する総合的な知識を習得できる資格です。工具の種類と正しい使い方、素材の種類と選び方、壁紙の張り方などを具体的に学習できます。
受験資格はなく、誰でも受験が可能です。インターネットで申し込みをして、自宅での受験となります。費用は1万円で、年に6回試験が実施され、70%以上の正答で資格を手に入れられます。

DIY工作アドバイザー®

DIY工作アドバイザー®は、日本生活環境支援協会が主催する民間資格です。DIYに関する基礎的で総合的な知識と技術を持っていることを認定される資格です。
正しい工具の使い方や素材の選び方、家具製作にかかる設計の仕方などの知識と技術を持ち、DIYをしたいと思い方に適切なアドバイスができるようになります。
DIY工作アドバイザー®の資格を得るためには、年に6回実施される認定試験に合格する必要があります。在宅受験で、70%以上の正答率で合格となります。

DIYアドバイザー

DIYアドバイザーは、日本DIY・ホームセンター協会が主催する民間資格です。DIYに関する高い知識と技術を持ち、適切に利用者に指導していける能力を持っていることが証明されます。
DIY作業の技術的な指導はもちろんのこと、危険な行為がないように安全への配慮をしたり、法規制に抵触するかどうかの適切な判断をします。
DIYに関するサークルなどを主催し、DIY活動を積極的に伝播していくことが期待される人材を輩出します。
DIYアドバイザーの資格取得には、筆記試験と実技試験に合格し、認定証の交付を受ける必要があります。
試験を受ける前に、所定の研修を受講する必要があります。試験は1年に1回のみで、比較的敷居の高い資格となっています。

どの資格がおすすめか

どの資格がおすすめか
以上紹介したDIY関連の資格の中で、おすすめの資格といえばどれになるのでしょうか。 資格取得のしやすさと、学習する内容の充実ぶりから考えて、日曜大工士®認定試験がおすすめです。 試験回数の多さと試験費用のリーズナブルさも魅力です。初心者から学習を開始しても十分に合格を達成できる内容で、幅広い方におすすめです。
日曜大工士®資格の資格詳細はこちらから!

おすすめ資格講座

日曜大工士®認定試験に合格するには、参考書などを書店で購入して独学で目指すことももちろん可能です。 しかし、効率よく学習を進め、確実に資格取得を目指すときは、専門の資格試験用講座の利用がおすすめです。 いくつかの業者が専門講座を提供していますが、その中でおすすめのものを2種類紹介します。
  • DIY工作アドバイザー®W資格取得講座(諒設計アーキテクトラーニング)
  • DIY資格取得講座 | SARAスクールジャパン

DIY工作アドバイザー®W資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

DIY工作アドバイザー®W資格取得講座は、諒設計アーキテクトラーニングという専門業者が提供している資格試験用講座です。
わかりやすい教材を利用した通信教育の形式です。
初心者から開始しても十分に資格取得の水準にまで知識と技術を高められます。通常で6か月、集中して取り組んだ場合、2か月で学習を完了できます。
日曜大工士®認定試験とDIY工作アドバイザー®の資格取得を同時に目指せる、効率的な講座内容となっています。

<講座の種類>

講座種類 受講料 特徴
通常講座 59,800円(税込)
スペシャル講座 79,800円(税込) 卒業と同時に無試験で資格取得となる

2種類ある講座のうち、確実に資格取得を目指すならスペシャル講座がおすすめです。費用は通常講座に比べ2万円高くなりますが、教材の学習を終えた段階で無資格で2つの資格取得が保証されています。
試験の受験料は1資格につき1万円となっており、実質的な費用負担は同じと考えて問題ありません。スムーズな資格取得を目指すのであれば、スペシャル講座を利用しましょう。

DIY資格取得講座 | SARAスクールジャパン

DIY資格取得講座は、資格専用講座の提供を数多く手掛けるSARAスクールジャパンの講座です。初めてDIYに関わる方でも十分に理解を深められる、若いやすい教材が魅力です。
通信教育の形式で所定の教材が自宅に送付されてくる形式です。通常6か月で教材の履修が完了します。
より集中的に学習することで、最短2か月程度で履修を終えられる内容となっています。
日曜大工士®認定試験とDIY工作アドバイザー®の資格取得を同時に目指せる内容になっているので、まとめて資格を取得したい方におすすめです。

<講座の種類>

講座種類 受講料 特徴
基本コース 59,800円(税込)
プラチナコース 79,800円(税込) 卒業と同時に無試験で資格取得となる

講座のコースは2つ用意されていますが、プラチナコースの方が基本コースに比べ2万円高くなっています。
プラチナコースでは、教材学習を終えたら無試験で2つの資格取得が保証されているので、確実に資格を手に入れたい方におすすめです。
資格試験の受験料は1資格につき1万円ですので、トータルの費用負担は同額となります。無理なく資格取得まで達成したい方は、プラチナコースを利用しましょう。

関連するコラム記事

在宅受験で資格が取れる!
日曜大工士®資格を詳しくみる