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ハンドメイド作品を販売する際、購入者とのトラブルは出来るだけ回避したいものです。誤解を招いてしまうような曖昧な紹介文や注意書きは避けた方がいいとわかっていても、どのように書けば相手に確実に伝わるのか難しいと感じる人は多いはずです。

しかも、必要事項のみを淡々と伝える文面だけでは、ドライな印象になりすぎる場合もあります。ハンドメイド作品の注意書きでお悩みの方の為に、書き方のポイントをお伝えします。

ハンドメイドの注意書き

ハンドメイド販売の際、注意書きをつけます。その理由を確認します。

事前にトラブルを回避する

「作品が思ったものと違う」などハンドメイド作品を販売する際、購入者からクレームが入ることがあります。注意書きですべてのトラブルやクレームが回避出来る訳ではありませんが、一言添えておくだけで、予想されるトラブルを避けることが出来ます。

使用上の注意や使用方法を記載

注意書きを書く際、使用上の注意や使用方法を記載することは基本です。作品を使用する際に知っておいてもらいたい情報を書きます。

たとえば、素材により決まった保管方法を用いる必要がある場合や、耐久性の注意点などを記載します。長文になる場合は、箇条書きにするとわかりやすいです。

お客様が損害を受けた場合の責任の有無

注意書きには、使用中の破損が生じた際の責任の有無について表記しておきます。商品の特性上そのような事態が想定出来る場合(アクセサリーの金属アレルギーなど)は責任の所在や範囲を明確にしておくようにしましょう。

作品について

ハンドメイド作品とは、手作業で制作したものです。その為、同じ商品でも仕上がりにばらつきが出ます。作家はそのことを理解していても、購入者の中にはわからない人がいるということを念頭に置きましょう。お客様目線で説明することが大事です。

天然素材の為ばらつきがある

ハンドメイドで天然素材を使用する際は、天然素材特有の風合いにより、素材の質にばらつきがでる可能性がある旨を明記します。次のように記載することをオススメします。

【注意書き例文】
天然素材を使用している為、個体差があります。

色や模様、形に若干の違いがある

ハンドメイドならではのよさでもありますが、手作業であるが故に色や形に若干の違いが出る旨を書きます。とくに、イアリングやピアスなどのペア商品に関しては、左右でも若干異なることを記載します。

【注意書き例文】
1つ1つ手作業で制作している為、色や形に若干の差が出てしまう場合がございます。

使っている端末によって色や質感が異なって見える

インターネットを介しての閲覧は端末によって、写真と本物の作品の色味が微妙に異なる場合があります。自身の端末では、実物通りに反映されていても注意書きとして入力します。

【注意書き例文】
お使いの端末や閲覧環境により、色味や質感が多少異なって見えることがございます。

取り扱いについて

ハンドメイド作品に特記すべき取り扱い方法があれば、必ず明記しておきましょう。

子供やペットの誤飲に注意

アクセサリーなどの小さな物を出品する場合は、小さな子供やペットの誤飲事故に気をつけるよう一文を入れるとより丁寧です。誤飲に関しては購入者に過失がある為、出品者は一切の責任を負いかねる旨をつけ加えておくとトラブルを避けられます。

強度、破損についての注意

ハンドメイド作品の特徴として、素材により既製品ほど強度を上げられないものが多くあります。繊細な付属部品の多い商品やドライフラワーなどの天然素材を使用する商品は、とくに破損や部品落ちの可能性が高くなります。注意書きとして記載しましょう。

【注意書き例文】
ハンドメイドの為、市販品ほどの強度はありません。負荷がかかると破損する恐れがある為、丁寧にご使用下さいませ。

コーティングが傷付く可能性

表裏にコーティング加工を施した場合、そのことに触れた上で、ただし絶対に傷がつかない訳ではないという文面を入れます。もし、コーティング加工代として別途料金を請求する場合は、アフターケアの有無も明記しておきます。

【注意書き例文】
表面にコーティング加工を施しておりますが、鋭い物でひっかいたりすると傷がつく場合があります。

防水加工かどうかの注意

革製品や織物などを販売する際は「防水加工の有無」について一言添えておきます。とくに防水加工を施さず、ハンドバッグなどを販売する場合は必ず明記しましょう。

金属アレルギーについての注意

アクセサリー販売の場合は、金属アレルギーに対して記載があるとベターです。金属アレルギー罹患者は多く、年々増加傾向にあると言われています。トラブルになる可能性が高い事例の為、目立つところに明記します。アレルギーを持ったお客様に対して金属部品を樹脂部品などに交換して対応する場合は、アピールポイントにもなる為、一言添えるようにします。

品質について

品質について特記事項がある場合も注意文を書き加えます。取り扱い方法の特記、時間の経過に伴い色素の変化が起こることなどを記載します。

【注意書き例文】
使用後は汗や皮脂を拭き取り、直射日光を避けて保管してください。

金額・配送・禁止事項について

配送方法や送料についても必ず明記します。大手サイトでは、これらの情報は雛形に入力する箇所が設けられており、サイトに掲載される際はわかりやすく表で載ります。

キャンセル・返品・交換について

キャンセルや返品についてもあらかじめルールを決めておきましょう。よく目にする「ノークレーム、ノーリターンで」という文面ですが、一切のクレーム、返品を受け付けない、とするのはあまりにも一方的です。真摯な顧客対応とも言えません。

どこまでの範囲を対応するのか、どこからは対応不可なのかを記載しましょう。発送前に検品することで、どの時点での不備や破損が生じたかを明確にすることが出来ます。出来れば写真などに残しておくとリスクを減らすことが出来ます。

【注意書き例文】
ご注文後のキャンセル、返品、交換は受け付けておりません。但し商品到着より3日間に限り、お届けした商品に破損、不備などがあと場合はご連絡ください。事実確認の上、対応させていただきます。尚、発送過程における破損に関しては一切の保証は出来かねます。

禁止事項について

サイトなどが定める禁止事項以外に作家として購入者に禁止事項を設ける場合、記載します。たとえば転売を防止するために一言添えるなど、独自のルールとして記入することも可能です。

ただし、モラルに反するとはいえ、転売自体は違法ではない為、ハンドメイドの転売を必ず防ぐことが出来るということではありません。

【注意書き例文】
転売目的のご購入はお控えください。

お客様対応について

迅速な対応が出来ない場合やお客様対応について明記すべきことがあれば記載しておきます。

【注意書き例文】
お客様のご質問にはなるべく迅速に対応するよう努めておりますが、基本的に◯曜日、◯時以降の対応になる旨をご了承ください。

まとめハンドメイドの注意書きについて

「これは常識だから、書かなくても伝わるであろう」という思い込みはトラブルになりかねません。注意書きを丁寧に記載することで、リスク回避に繋がります。

但し、トラブルに怯えすぎて、ダラダラと長い文章になることは購入前に読んでもらえないこともあります。販売する商品について伝えたい、伝えるべき情報を絞り、出来るだけ分かりやすく記載することが重要です。

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